大宇宙と細胞と私
- swedish.micasatucasa
- 2022年11月13日
- 読了時間: 2分
私は、解剖生理学の勉強が結構好きで、本を読んだりネットで調べていると、あっという間に時間が過ぎています。
さて、「呼吸」は、無意識に行うものであるのと同時に、意識して深呼吸をしたり、止めたりができる点で、他の機能と別格に位置付けられます。
呼吸には、腹式呼吸と胸式呼吸、口呼吸と鼻呼吸などの方法がありますが、もう一つの分類として、「内呼吸」と「外呼吸」に分けられます。
外呼吸というのは、私たちが普段行っている呼吸を指し、内呼吸は、体内の細胞の呼吸を指しています。
私たちが呼吸をするように、細胞も呼吸しているなんて、面白いですね。
また、その細胞には、取り込まれた酸素を使ってエネルギー生み出してくれるミトコンドリアが存在していてます。細胞の呼吸やミトコンドリアの働きがあってこその、私たちの活動が可能となるのです。
ところが、普段の生活で、細胞一つ一つやミトコンドリアを意識することは、まずありません。
細胞が全体として健全でいてくれれば、「健康」ですから、一部の細胞が古くなって剥がれ落ちようが、がん細胞となって他の細胞から攻撃を受けていようが、知ったことではありません。
(健康な人間の身体でも、日々ごく一部の細胞が癌化し、免疫機能によって消滅しています)
私たち一人ひとりの生命にこれを当てはめると、つまり人類全体、地球や宇宙全体を一体として見れば、私個人がメソメソしようがイライラしようが、大宇宙は眼中にないということになります。
また、細胞は細胞分裂を繰り返ように、人間も日々、新しい生命の誕生と死が淡々と繰り返されます。夜空の星にだって寿命があります。結局、すべては同じような営みを繰り返しているようですね。
そんなことを考えていると、日頃のとるに足らない問題や悩みは、本当にどうでもよくなってきます。
大宇宙全体からすると、全体として調和を取るために、いま生きとし生けるものがすべて、生きるべくして生きているのでしょうね。
というわけで、大宇宙のためにも細胞のためにも、質の高い外呼吸を心がけたいと思います!

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