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"Mi casa tu casa" のストーリー

“Mi casa tu casa”はラテン語で、その意味は「私の家は、あなたの家」です。

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私が“Mi casa tu casa”という言葉に出会ったのはカナダへ留学していたときのことで、カナダ滞在中に2度も、“Mi casa tu casa”と言っていただきました。そのときのエピソードを紹介します。

まず、私は留学中ホームステイをしていたのですが、ステイ先のホストファミリーが、私が彼らの家に到着した初日に"Mi casa tu casa"と言ってくれました。その後もしばらく、“Mi casa tu casa”の言葉と共に、私が快適に過ごせているか毎日のように確かめてくれました。

滞在中、本当に温かく接してくれたホストファミリーや彼らの友人たちには、心から感謝しています。

2度目は、学校を卒業後、帰国前にカナダ全土の旅をしていたときです。

 

ブリティッシュコロンビア州(BC州)の州都ビクトリアで、私は韓国出身の女性に出会いました。

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その日、私たちはビクトリアを離れるため、同じバスを待っていました。私から声をかけたか、彼女から掛けてくれたか、もう覚えていませんが、いずれにせよ何気なく会話が始まりました。

彼女は以前、日本に住んだ経験があり楽しい思い出があったようで、私が日本人と知るととても嬉しそうにしてくれました。とはいえ、バスを待っている間にできる会話は限られていますし、私のことを十分に知ったとはとても思えません。

彼女は、私よりも先にバスを降りていったのですが、その時、もしこの先彼女の住む町に来ることがあれば遊ぼうよと、私に連絡先を教えてくれました。そして、BC州のお隣アルバータ州の雪解けを待つために時間を持て余していた私は、数日後、彼女のいる町を訪問することにし、食事に誘ってみたのです。

すると、約束の場所には彼女の旦那さんも一緒に来ました。簡単な挨拶の後、二人は「きっと、旅で外食が多いだろうから、たまには家庭料理も食べたくない?日本のカレーも作ってあるし、窓からは桜が見えるから、我が家でお花見をするのはどう?SAKEもあるよ!」と、提案してくれました。

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びっくりしたまま彼らの家に到着し、最初に旦那さんの口から出た言葉が、“Mi casa tu casa”でした。「長期間のホステル(ドミトリー、安宿)滞在は疲れるだろうし、好きなだけ泊っていくといいよ」とも言ってくれました。

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決してお金持ちとは思えない身なりをしたただの旅人に、何の見返りも求めず、彼らは私を信じて受け入れ、寛大にもてなしてくれたのです。こんなふうに異国で、人間の持つ「損得勘定を含まない純粋な親切心」に出会えるなんて、私は本当に幸せ者だと思います。

「相手に信じてもらうためには、まずは自分が相手を信じること」「自分の持つものを惜しまず、人に分け与えること」言うは易く、行うは大変難しです。

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こういうことを実践している人を目の当たりにできた私は、これからもずっと彼らがしてくれたことを忘れず、“Mi casa tu casa”の精神を胸に生きていきたいと思います。

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   Mi casa tu casa
 
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